2013年8月21日、かねてから噂には上がっていたフェイスリフト版のAudi A8が公開されました。フェイスリフトですので、2014年モデルからの提供ということになります。エンジンラインアップはガソリンが228KW/310PSの3.0 TFSIと320kW/435PSの4.0 TFSI、ディーゼルが190kW/258PSの3.0 TDI clean dieselと283kW/385PSの4.2 TDI clean diesel、これに180kW/245PSのA8 hybrid 2.0 TFSIを加えた計5種類。トランスミッションは全車がTiptronicで、駆動方式はA8 hybrid以外すべてquattroとなります。

1:87スケール・ミニカーは、2013年10月にDüsseldorfで開催された試乗会においてメディア向けに配布された"Pressekit"の中の1台。あまり大規模なフェイスリフトではないため、外観上フェイスリフト前とあまり変わっていないようにも見えるのですが、そこは細かい違いを追求するSparkのこと、しっかり変更点を押さえたミニカー作りをしています。例えばLEDヘッドライトの意匠や、フロントアンダーグリルの形状変更、テールエンドのリアバンパーガード内への埋め込み処理など。ふつうの流れであれば、前期型を製作したHerpaがそのままフェイスリフト版も請け負うところなのでしょうが、"Pressekit"ではHerpaが既に何回かやらかしてしまっているため、敢えてSparkにお鉢が回っていったものと思われます。こうして画像にしてみると、確かにHerpa製のほうが大量生産品ならではのかっちり感がありかつ質感も高いのですけれど、製作コストを気にするあまり、新型車の新型車ならではの特徴を平気で省略してしまう現在のHerpaにはわざわざ発注する意味がありませんから。