Rietze製の2代目Coupeでも、90顔をした前期型と4代目80顔をした後期型がラインアップされています。こちらは1991年モデルまでの前期型で、2.3EのquattroかHerpa製とおなじquattro 20Vをモデルにしているものと思われます。装着しているホイールには3種類ありますが、これはミニカーが生産/販売された時期の違いによるもので、オリジナルはSpeedline製15インチを模したと思われる白いホイールです。この時期のAudi標準のアロイ・ホイールである15インチ6本スポークや5アームデザインホイールも間違いではないのですが、オーバーサイズに過ぎるためやや見てくれに違和感があるように思われます。

2台あるChromは双方ともRietze標準品で、外箱の意匠が異なることから「おなじもの」を再生産したつもりと思われるのですが、生産時期の違いによるものか、ごく微妙に色調が異なっています(Chrom-2のほうが若干黄色味が強い)。