先代(初代)のQ7は近年のクルマとしては異例ともいえるモデルライフを保っていましたが、10年という時を経てようやく第2世代が登場することとなりました。先行公開は2012年の12月12日で、正式なお披露目は2015年の"NAIAS"にて。ただしドイツでのオーダー受付開始は同年3月からですので、実質的には2016年モデルからの提供となりそうです。初代Q7の山のようなフォルムは踏襲せず、Q3やQ5、あるいはVW Toueregといった「Volkswagen系のSUV」のスタイリングを採ることとなりましたが、その巨大さは健在で、スリーサイズは5,052*1,968*1,740mm、ホイールベースは2,994mm。これでも先代より全長が37mm、全幅は15mm小さいというのですから、いかに初代のQ7が巨大であったかがわかろうというもの。車体重量はAudiお得意の軽量化で先代より325kg減少しています。なお、このクルマの場合は3列シート、乗車定員7名が標準。

1:87スケール・ミニカーはスケジュールどおり実車の公開に合わせて登場。いうまでもなくHerpa製ですが、今回は昨今のHerpaらしからぬ細かい配慮が随所に及んだ製品となっています。エッジの効いた変形の6角フロントグリルや、その内側の横ルーバーは実車のそれに倣うためにいつものクロムメッキ調の処理をやめ塗装で再現しており、結果として従来の厚ぼったさがなくなり精細なものに。また、グリル内の"quattro"バッジが再現されるようになっています。対して、いままでAudi別注品では再現されていることの多かったリアの車名/排気量のエンブレムは省略されるものの、全体の仕上がりとしては従来よりもう1段上のステージへ到達した感じ。