2代目Audi A8は2015年の3月2日、"Salon International de l'Auto"(ジュネーブサロン)において初公開されました。初代R8にAudi最新のデザイン・アイコンを適用した、まさに正常進化版。先代との識別点は、エッジの効いた6角グリルと、なぜか上下に分断される格好となった"Sideblade"。技術的には、従来よりアルミおよびカーボンの構成比高めた"ASF"を採用することで、従来モデル比で50kg軽量化されたことがハイライトとなっています。搭載エンジンは先代から引き継いだV10 5.2 FSIですが、最高出力はベースモデル比で15PS向上しています。初代R8がLamborghiniのGallardoをベースにしていたのと同様に、2代目ではLamborghiniのHuracánをベースとします。トランスミッションは7速の"S-Tronic"のみ。

1:87ミニカーでは、Audi別注品の"V10 plus 5.2 FSI"が先行しましたが、あとからHerpa標準品としてベースモデルである"V10 5.2 FSI"が追加されることとなりました。両者の外見上の違いは、大きなところではドアミラーと"Sideblades"("plus"では双方ともカーボン)、あとはリアウイングの有無くらいですので、ミニカーで差異を作り出すには絶好の素材だったのではないかと推測されます。贅沢をいえばアルミホイールを変えてくれれば最高だったのですが。