"Forstverwaltung"を訳すると、「森林管理」あるいは「営林局」ですので、大雑把にいうと野山を駆け回ることを前提としたAmarokということになります。ただ、ここで注意なのは、このミニカーに施された鹿の角を象ったマークに代表されるようなお化粧が、あちらの森林管理業務に供される車両の標準的な姿を必ずしも再現したものではないということ。あくまで「森林管理」ふうの車両をミニカーで仕立ててみたに過ぎません。Wiking標準品として出される公共車両では、この手の「寸止め」表現がたいへん多いです(例えば、パトカーや消防車でも所属する自治体が特定できるような表現は省略される)。

こちらは2015年2月度のWiking新商品。追加されているディテールアップパーツ群は2013年のSpielwarenmesseにて予告されていたものになります。フロント部に増設されている"Rammschutz"(グリルガード/カンガルーバー)はVWが標準提供するものではないようなのですが、荷台の"StylingBar"(ロールバー)と"Laderaumabdeckung"(トノカバー)に関しては、実車ではオプションとして用意されるそれに似せた造形がなされています。