セダンであるBoraのリアを伸ばしてワゴン形状にしたのがBora Variantなのですが、もともとベースがおなじGolfなので、Golf Variantとおなじ形状になってしまっています。北米市場向けのGolf Variantの「顔」違いバージョンと捉えていらっしゃるかたが多いのですが、それでは理解度は50点くらい。このクルマは、ドイツ本国および欧州地域でも販売されていた極めて正統なGolfシリーズのバリエーションなのであります。GolfとBoraの関係と同様、Golf VariantよりプレミアムなのがBora Variantという位置づけで、装備品や内装により差別化されていました。

Golf VariantのVW別注品はWiking製でしたが、Bora VariantはまたしてもAWMから逃れることができませんでした。若干の品質向上は認められるものの、WikingのGolf Variantの品質があまりに高いためどうしてもこちらが見劣りしてしまうのは否めないところ。Erikaviolettは、Nürnbergで毎年行われるおもちゃ見本市でAWMが出していたMessemodell。例年恒例のボディカラーなのですが、その派手な色あいにどのような意味があるのかは不明。