1977年からVolkswagen Motorsportは量産市販車で"Deutschen Rallyemeisterschaft"に参戦しています。"Rheila Golf"は1981年、1982年の"Gruppe 2"エントリー車両で、Oettingerによりチューンされた1,598cc、145kW/197PSエンジンを搭載します。公称最高速度は210キロ。

同タイプのクルマはAutomuseum Volkswagenにも収蔵されているのですが、Brekinaが2008年の新商品として発売したのは、ゼッケンナンバーからすると2005年4月16日に行われた"Nord-Eider Rallye"にエントリーした個体をモデルにしているものと思われます。残念ながらこのクルマが1981年、82年当時のオリジナルなのかどうかについてはわかりません(2010/08/18追記：当時のメインスポンサー"Rheila"自身の弁によればオリジナルとのこと)。

ミニカーはトレッドやタイヤの太さのバランスがおかしいように見えますが、これは実車の溶接されたオーバーフェンダーの雰囲気を表現するための処置と思われます。ただしホイールはミニカーのような5本スポークではなくて、BBS製の3ピースを履いています。Cピラーに入っている黒いストライプは、協賛メーカーのロゴを省略して表現したもの。