登場当初から「実質5代目のフェイスリフト」といわれる6代目Golf。画像を比較していただければよくわかるかと思うのですが、確かに外観デザインもVW自身が力説するほどには変わっておりませんし、コンポーネントは基本的にはキャリーオーバーで、搭載される新しいテクノロジーも他の車種からのフィードバックとなっています。ただ、「モデルチェンジ」なのか、それとも「フェイスリフト」なのかを決めるのはあくまでメーカーです。訳知り顔でこの件について語るのはほとんど無意味なのではないかと思われます。

いっぽう、1:87ミニカーでは、モデルチェンジにより5代目では生地色の黒だったアンダーガード部分がボディ同色となったために、ボディ側と車台側の分割位置が変更されており、このため外側はすべて作り直しとなっています。デザイン上の特徴であるボディ下面に向かっての絞り込みや、リアドアからCピラーに向かって追加されたキャラクターライン、Passatなどと同様のタイプとなったドアハンドルなども再現されています。ところが、なぜか内装パーツだけは先代のものを流用しているようで、6代目では消滅したはずの、異音の原因のひとつとされているダッシュボード中央の上面吹き出し口がモールドに残ってしまっています。