脱シングルフレームグリルの3番手としてGolf Plusがフェイスリフトしました。発表は2008年12月の"Bologna Motor Show"、2009年2月4日より受注開始。Sciroccoはまっさらの新型車、Golfはまがりなりにもモデルチェンジということになっておりますので、フェイスリフトによって新しいフロントフェイスに対応したのはGolf Plusが初、ということになります。比較的早いタイミングでのフェイスリフトですので、変更の目玉であるフロント部分とリアコンビネーションランプ以外の外見はほとんど変わりません。ルーフレールが装備されたことを指摘されている向きもあるようですが、これはオプション装備だったものをComfortlineとHighlineでは標準装備としただけのこと(注：Golf Plusに関しては、これがフェイスリフトかモデルチェンジかについて公式見解がまだ出ていません)。

　トリムレベルはGolf同様Trendline、Comfortline、Highlineの3種に再編成。見分けかたもGolfと同様で、フロントグリルのルーバーがメッキされていないものがTrendline、ルーバーのみメッキでルーフレールが黒なのがComfortline、アンダーグリル周りまでメッキされルーフレールが銀色なのがHighlineということになります。Wiking製VW別注1:87ミニカーでは、上記の識別点に加えフロントフォグランプまで装備しておりますので、これはもうHighlineであると特定して問題ないものと思われます。ただしアロイ・ホイールはHighlineが標準装備する17インチ"Porto"ではなく"Seattle"を装着している模様。

Wikingが2009年8月度の新商品で選択したボディカラーは、フェイスリフト版Golf PlusのイメージカラーであるKaschmirbraun。こちらはルーフレールが黒になっていますが、Highlineでも黒いルーフレールは無料で選択することが可能であり、逆にアンダーグリル周囲のメッキ縁取りはオプションでは選べませんので、これもHighlineだと考えるのが妥当と思われます。