Crafter後期型から追加された新たなバリエーションが、四輪駆動モデルの"4MOTION"です。見かけからもわかるように所謂プロ向けの「本気の四輪駆動」で、最低地上高は100mm高められ、フロントサスペンションはリジッドからコイル・スプリングに変更。アプローチ・アングルは28度、横方向への傾斜は43度まで、45度の傾斜までは登攀可能という怖ろしいまでのスペックを誇ります。本気仕様ですのでディファレンシャルを個別にロックさせることも可能で、これらは室内からスイッチ操作ひとつで動作させることができるようになっています。

このような「外観が微妙に異なるバリエーション」が1:87の世界で再現されることは極めて稀なのですが、Crafter 4MOTIONに関しては他ならぬVWNの肝煎りによりミニカー化が実現されることとなりました。車種別ページにて通常のCrafterと比較するとよくわかるかと思いますが、高められた車高やサスペンションの形状変更を車台部分のパーツをまるまる作り直すことで再現しています。"LABORFAHRZEUG"は「移動ラボ」とでも訳せばよろしいでしょうか。