"Design-DNA"への適応はVolkswagen商用車グループでも遅滞なく実施されています。フェイスリフト版Crafterの発表は2011年4月6日。一般公開はBerlinにて行われました。バンパーガードまで大きく切れ込んでいたフロントグリルを取り払って通常の上下2分割タイプへと改め、本来のグリル部分に最新の意匠を持ち込むというなかなかに手の込んだ方法を用いていますが、その甲斐あって違和感のまったくない、すっきりとした外観に仕上がっています。

こちらはHerpa製の後期型Crafter Kombi。おそらくはRietzeとのVW別注品受注競争に敗れたものを、もったいないのでそのまま標準品として発売したものと推測されます。いくら前期型があるからといってご親切にフェイスリフト版まで純粋な自社企画で出してくるとは考えにくいので。Kombiでは、前期型と同様にオプションの17インチ・アロイホイール"Hedemora"を装着。ドアハンドルやスライドドアのレールは色差しが追加されています。