一見なんの変哲もないWiking製の"LT Kasten, Hochdach"ですが、下の後ろ向き画像をご覧いただくとおわかりのとおりボディ左サイドに跳ね上げ式の扉を設けた路上販売仕様となっています。このタイプは実在しており当時のカタログなどにも出てきますが、じつはVW自身によるオプションではなく指定を受けたサードパーティによって改造が施されたものになります。

サイズがサイズだけに、1:87スケールのミニカーで可動ギミックが仕込まれたものはあまり多くないのですが、この「屋台仕様」はよくできていて、扉はボディに隙間なく収まりますし、ヒンジの剛性も充分確保されています。加えてカーゴスペースには商品棚まで作り込まれているという、かなり凝ったバリエーション。HellrosaはWikingの2010年8月度新商品として再登場した1台。もともと素性のよいミニカーなので、色差しの追加やホイールの換装によりかなり見栄えがするものになっています。屋台ギミックももちろん健在。