2代目LTも初代と同様に車両最大重量別にモデルラインアップが形成されています。

1. - LT28 (車両最大重量2,590、2,800、2,950kg)
2. - LT35 (車両最大重量3,500kg)
3. - LT46 (車両最大重量4,600kg)

これに貨客両用のKombi、貨物専用のKasten、ボディ後半がトラック状荷台のPritschewagen、ボディ後半は車台のみで架装用のFahrgestellという4種類のボディタイプ(正確にはPritschenwagenとFahrgestellには1列車室の"Einzelkabine"と2列車室の"Doppelkabine"があるので6タイプ)と、これに3,000、3,550、4,025mmの3種類のホイールベース、箱型形状のKombiおよびKastenでは通常のルーフとハイルーフが組み合わされ、全部で26種類のバリエーションが存在していました。

Herpaでは、Doppelkabineを除いて3,550mmのホイールベース"Mittlerer Radstand"を1:87ミニカー化しています。こちらに展示したのはシャトルバスのような用途を想定したと思われる貨客両用のKombiで"Hochdach"(ハイルーフ)。もっとも標準的な仕様であり、LT28、LT35、LT46のすべてに設定がありますが、残念ながらどれがモデルとなった実車なのかまでは判別できません。LT2ではサイドミラー直下にモデル名を示したエンブレムが装着されており実車ではこれを見ると一発なのですが、さすがに1:87スケール・ミニカーではそこまで再現されておりませんので。