こちらはHerpa製LT2のバリエーションですが、窓の状態を見ると、あたかもKombiとKastenの中間的存在のようです。荷台部分に座席がないので、実車的にいうとKastenに窓ありのオプションを選択した車両なのであろうと思われます。

"in time"という特注品1台のためにボディサイド部分の金型が起こされていることになりますが、Herpaもただでは起きません。その後"riwatrans"という標準品を発売しています。Herpaをよくご存じのかたならすでにお気づきだろうと思います。すでにかなりの種類が登場している"riwatrans"シリーズですが、この"riwatrans"、じつは架空の運送会社です。カラーリング、マーキングなどを含めて実在する車両をモデル化するのがお約束である欧州方面でのミニカー界ではこれはかなり珍しいこと。"riwatrans"は「もしも創業者Fritz Wagnerが運送業に進出していたら」というif設定から生まれたものです。"Riwa"は現在のHerpaの母体となった企業で、"riwatrans"のマークが現在のHerpaのマークに酷似しているのもそのため。