Lupoをベースにして「3リッターの燃料で100キロ走行可能」、いわゆる3リッターカーとして製作されたのが"3L Lupo"などと呼ばれる3L TDIです。ボディ形状は明らかにLupoですが、空力を考慮してフロントフェイスをはじめとする各所に手が入っていたり、アルミニウムやマグネシウムといった素材を使って軽量化を目指しています。この、既存モデルに量産可能な範囲で手を加えて省燃費車を生み出すという方向性は、のちの"BlueMotion"にも引き継がれるものなの ですが、"BlueMotion"があくまでベース車のバリエーション扱いであるのに対し、"3L Lupo"はLupoとはまったく別のクルマとして扱われており、Typコードも新たに"6E1"が与えられています。日本にも正規輸入されごく局地的に人気を博したLupo GTIのベースとなっているのはこちらのほう。

ふつうのLupoと同様こちらもAWMの製品です。通常モデルとの違いはフロントグリルとホイールだけなのかと思ったら、アンダーカバーのスリットもちゃんとハニカムパターンになっています。型を起こし直しているということですね。

Reflexsilberは、Watercooled VW Miniaturecar Museumのよこかわさんが現地で確保されたドイツ直送品。このような佳き品をくださるよこかわさんにはいつもながら感謝にたえません。