「不評だった3代目Passatのグリルレスをあらためた実質フェイスリフト」のひとことで片づけられることの多い4代目ですが、3代目のTypコードが"31x"なのに対し4代目には"3Ax"が与えられていることから、VW内部では紛れもなく4代目と位置づけられていたことがわかります。皮肉なことに3代目とは逆にグリルレスでないことばかりが目立ちますが、それ以外のボディパネルもすべて作り直しで、外装部分で3代目そのままなのはウインドウ回りのみ。当時のトップモデルら しくデュアルエアバッグ、シートベルトテンショナー、ABSなどを標準装備。

さて、4代目Passatの1:87ミニカーはWiking製のみが存在します。VWでは1990年代半ばよりプロモーション活動にこのスケールを積極的に使いはじめますので、この時期からは当たり前のように「VW別注品」が登場するようになってきます。