初代および2代目のPassatがファストバックとワゴンというバリエーションなのは、源流であるTyp3(Typ311)のそれを踏襲したものであるのと同時に、ベース車であるAudi 80と市場での競合を回避するためでもあったようです。1987年3月4日に達成された生産累計400万台の時点では、そのうち約250万台がPassat、112万台がPassat Variantで、残る38万台がSantanaという構成比率になっていました。

2代目Passat Variantの1:87ミニカーは1981年～1984年モデルの前期型がファストバック版同様I.M.U.あるいはEuro model、1985年モデル以降の後期型はBuschからラインアップされています(I.M.U./Euro Model/Albedo製は当サイトではおなじものとして取り扱っています)。こちらはルーフラックを装備した前期型。この世代のPassat Variantの外観上の特徴である2段になったルーフレールの桟が再現されています。