7代目Passat Variantは2010年の"Mondial de l'Automobile"(パリサロン)にてLimousineと同時に公開されました。工場のラインは既に切り替わっており、販売は2010年11月から。生産は従来どおりLimousineがEmdenおよびZwickau、VariantはEmdenのみ。

実車に用意されているトリムレベルは、従来どおりTrendline、Comfortline、Highlineの3種ですが、Wiking製1:87ミニカーはフロントアンダーグリル部のルーバーもメッキされているので、モデルとした実車のトリムレベルはHighlineと思われます。搭載するエンジンはマフラーエンドが左側2本出しですから、おそらくは155kW/210PSの2.0 TSIか125kW/170PSの2.0 TDI BlueMotion Technology DPFなのではないかと。ただし、このミニカーでは(意図的と思われますが)リアエンドの排気量を示すエンブレムのプリントがなされていないため、正確なところまではわかりません。アロイ・ホイールはHighline標準装備のものではなく、オプションの17インチ"Fontana"を装着。ミニカーでは車軸の取り付け位置が変更されたのかやや低く構えたスタイルになっていますが、この部分はやや実車の雰囲気とは異なる感じ。Wiking標準品のSchwefelgelbは、さすがに実車のPassatでこのようなボディカラーはないだろうと思われがちですが、どっこいこれは"Farbspektrum"という簡易特注プログラムに実在する色を再現したもの。1,700ユーロのエクストラコストで、Passat Variantの場合10色の追加カラーが設定されています。