｢速いPolo」の追求はCoupeの"GT"では終わりませんでした。1987年5月には1,272ccのエンジンに"G-Lader"と呼ばれるスクロールタイプのスーパーチャージャーを搭載し出力を83kW/113PSとした"GT G40"が限定500台で登場。フェイスリフト後の1991年1月にはレギュラーモデル化し"G40"となります。出力は85kW/115PSに。3代目以降に出現することになる"Polo GTI"はどうも単なるGolfGTIのダウンサイジング版としてではなく、この"G40"の系譜を受け継ぐものとして位置づけられているようです。

ミニカーですが、派手なマーキングやゼッケンが再現されているところからして、おそらく実在したカップカーをモデルにしたものと思われます。ホイールにメッキをかけたり、ヘッドライト回りにまでプリントを施すなど、オリジナルと比較するとかなり手が加えられてはいるものの、その価格に見合うだけの「いいもの感」にはきわめて乏しい品となっております。