「VW初の本格SUV」として、2002年の誕生以来好評を博したTouaregも2010年、フルモデルチェンジが実施され2代目となりました。一般公開は"Salon International de l'Auto"（ジュネーブサロン）、ドイツ国内での配車は4月より開始されています。初代が予想を上回る成功を収めたこともあって基本的にはキープコンセプトで、フロントフェイスへの"design-DNA"注入のほかには変化がないように見えますが、4,795*1,940*1,732のボディサイズと2,893mmのホイールベースは、先代の4,754*1,928*1,801、ホイールベース2,855mmよりわずかに大きく低くなっていて、それにもかかわらず車体重量はベースモデル比で308kg減少し、ねじれ剛性が5%向上しています。また、V6 TDIだけは従来の"4xMOTION"に準じた四輪駆動システムを踏襲しますが、V8 TDIおよび"Hybrid"ではAmarokと同等と思われるトルセン・デフを使用した"4 MOTION"を採用します。フロント部分は、新しい顔立ちの適用により持ち上げられたバンパーガードと大型化されたアンダーグリルが、兄弟車であるPorsche Cayenneに似た精悍さを演出しています。

1:87スケール・ミニカーは先代に引き続きWiking製。フロントアンダーグリル、サイドウインドウ、サイドプロテクションのメッキ処理、異形のマフラーエンドなどといった外観上の特徴からすると、モデルとなった実車はV8 TDIもしくはHybridと思われますが、もしHybridならフロントグリルの"Hybrid"エンブレムを省略するとは思えませんので、ここはV8 TDIとしたいところです(リアゲートの排気量を示すエンブレムもプリントされていないため断定はできません）。オプションである銀色のルーフレール、18インチのアロイ・ホイール"Everest"を装備。