2014年の4月17日、「北京モーターショー」にて2代目Touaregのフェイスリフト版が公開されました。フェイスリフトですので、近年に登場した他車種において採用されたデザイン、および技術的なアップデートを吸収するのが変更の主たる目的となります。ベース形状は変わらないのであまりピンと来ませんが、並べてみるとその違いがわかります。フロント部分は直線基調がかなり強められています。アンダーグリルは末広がり形状に改められ、7代目Golfにて新たに採り入れられた、グリルのルーバーの延長線がそのままヘッドライト・ハウジング内へと侵入している意匠も反映されています。2015年モデルより提供開始。

1:87スケール・ミニカーはその出現がやや遅れましたが、2015年の3月頃から無事にVW別注品が流通するようになりました。フェイスリフト前バージョンのミニカーはWikingが作っていたのですが、諸般の事情によりHerpa製に変更されています。VWによる監修が行き届いているのか、実車の端整な感じが上手に落とし込まれた感じ。モデルとなった実車は、マフラーエンドがオーバル2本出しになっていることから、""Exclusive" V6 TDI"もしくは"V8 TDI"かと思われる(吊るしの"V6 TDI"はマフラーエンドが円形で、フロントアンダーガードのルーバーもメッキされない)のですが、気が付くと"V8 TDI"は"Konfigurator"上から消えてしまうという慌ただしい展開に。なお、導入が始まった日本仕様は3,598cc、206kW/280PSの「Touareg V6」となっていますが、いまや欧州圏ではガソリン仕様は"Hybrid"(注：こちらも"Konfigurator"からは消滅)しか存在しません。日本仕様は北米方面の需要に相乗りしているものと推測されます。