2006年9月の"Mondial de l'Automobile"(パリサロン)で発表された、「ワッペングリル」対応が施されたフェイスリフト版のTouranです。以前からごく局所的には用いられていた、"GP"(Große Produktaufwertung)なることばをフェイスリフトの呼称としてVWが初めて公式に使用したのはこのTouranから。

1:87ミニカーはごく当たり前のようにWiking製。現時点で3色のバリエーションが確認されていますが、まったくの新型車ではないため、今後VW別注品が追加されることはないものと思われます。ちかごろはこのスケールでもディテール表現が進化していて、実車の"Ausstattungslinie"(トリムレベルまたは装備系列)による細かな装備の違いまでもが再現されるケースが増えてきています。このミニカーの場合は、フロントグリルが内側のルーバーまで銀色に塗装されていることから装備系列はHighlineで、リアの"TSI"エンブレムから103kW/140PSまたは125kW/170PSのTSIエンジン搭載車であることがわかります。内装色は新しく設定されたTeakやLatte Macchiatoを再現しているかの風情。実際に履くことはできるものの、Touran用としては設定されていない17インチのアロイ･ホイール"Solitude"を装着するなど、かなり豪華な仕様をイメージしているようです。