2007年4月度のWiking新商品としてフェイスリフト版のTouranが発売されましたが、これがまた、過剰なくらいディテールへの執着を見せています。新型TouranにはConceptline、Trendline、Highlineの3つのトリムレベル、"CrossTouran"という派生モデルを加えると計4つのモデルバリエーションが存在していて、先行しているVW別注品はHighlineをどうやらミニカー化しているらしいことは別ページでも述べたとおりなのですが、このたび登場したWiking標準品はこれらとは異なり、ルーフレールもフロントグリル内側のルーバーもメッキされていません。Conceptlineはルーフレール自体がオプションでありかつサイドプロテクションモールは生地色の黒となりますから、どうやらこちらはTrendlineをモデルとしているつもりと思われます。

ちなみに、Arcticbluesilver(M)はPassatなど他車種では実在するボディカラーですが、Touranにこのボディカラーが標準で設定されたことは2010年モデルまではないことになっています。どこかで手違いがあってミニカーだけに存在する架空の組み合わせで市場に出ることとなったのでしょう。