Transporterシリーズのうち、箱型のボディを持つ貨客両用のKombiと貨物専用のKastenには、ホイールベースとルーフ形状の違いによる以下の5つのバリエーションが存在します。

1. - Kurzer Radstand, Normaldach (ホイールベース3,000mm、車高1,990mm)
2. - Kurzer Radstand, Mittelhochdach (ホイールベース3,000mm、車高2,176mm)
3. - Langer Radstand, Normaldach (ホイールベース3,400mm、車高1,990mm)
4. - Langer Radstand, Mittelhochdach (ホイールベース3,400mm、車高2,176mm)
5. - Langer Radstand, Hochdach (ホイールベース3,400mm、車高2,476mm)

1台1台の仕上がり品質を重視するWikingに対して、後発であるRietzeはボディタイプおよびボディカラーのバリエーションで対抗する戦術で臨むようです。ミニカー的には"Normaldach"に高められたルーフ部分のパーツを接着しているだけなのですが、この構造は実車も同様。もっとも、実車では元のルーフを取り除いて室内高を確保しているのですが、さすがにそこまでをこのスケールのミニカーに求めるのは酷というもの。