"T6.1 Multivan"同様、2022年7/8月度の新製品として発売されたHerpa製の"T6.1 California"。こちらに関しては"California"以降のトリムレベルについてHerpaは公言しておりませんが、これまた"Mutlivan"とおなじようにメッキされている箇所から推測するに、おそらくモデルとなった実車はいちばん高い価格帯に属する"California Ocean"なのではないかと思われます。Rietze製とは雲泥の差があるそのパーツ精度には、やはりもの凄い安定感があります。内装パーツもきちんと"California"していて、荷室後端にはキッチンと思われる「箱」があることがおわかりいただけるでしょうか。また、同社の"T4 California"同様、添付の中間パーツを用いることでポップアップルーフを展開した状態も再現できるようになっているのですが、前述の高いパーツ精度が災いして試してみる気になどなれないという罠(怖くてルーフパーツを取り外すことができない)。

"Bulli Edition 2"の2台は2022年の末に出た"MQ EXCLUSIV"銘の特注品。KirchrotのHerpa標準品と比較すると細部への注力が半端ないものとなっています。この特注品が出現したことで、はからずもこのミニカーの元ネタが"California Ocean"であることが証明されてしまいました。