さて、今回Rietzeは"T6"と"T6.1"を合わせて21台と大量投入してきましたが、このことはVolkswagenとRietze間のライセンス料関連の契約がどのように取り決められたのかを推測するひとつの材料となってきます。まずは1)どうやら、VW側が望んでいたと思われる製品(番号)単位の課金ではなく、車種あたりの課金になったと思われること。そうでなくてはこのように大量のバリエーションをRietzeも一気に発売できません。つぎに2)"T6"とそのマイナーチェンジ版である"T6.1"は実質おなじ車種として取り扱われているのであろうということ。そうでないと既にHerpa製が存在する"T6"をわざわざ作る理由が見つからないですから。このように考えてみると、Volkswagen側としては当初からするとかなり譲った条件で契約締結に至ったものと思われます。