T6シリーズのフェイスリフト版にあたる"T6.1"は、2後継車種とされる"T7"(ただし"Multivan"だけしかない)や"ID.Buzz"が登場しているにもかかわらず、2022年現在、いまだ併売されている現役車種になります。おそらくは積載量や航続距離といった点で、後継の2車種は従来のクルマの域に達していないものと、まだまだ世間一般では考えられているということなのではあるまいかと。

こちらはHerpa製のT6.1で、2022年7/8月度の新製品。T6.1を大量投入したRietzeから1年近く遅れてのラインアップです。なにをいまさらという気もしますけれども、粗製乱造の傾向が強いRietzeと比較すると、やはりミニカーとしての完成度は段違いですので、やはりHerpaが作ってくださればそれに越したことはないというかなんというか。手に取って眺めるだけならさほど差異はありませんが、画像にしてみると仕上がりの違いがはっきりわかります。
　なお、Herpa自身はこの製品を"Caravelle"であると称していますが、フロントグリル上部のルーバー、バンパーガード下のルーバー、およびこれに連なるボディサイドのラインがフルメッキされているのは、実車では"Multivan Highline"になりますので、ここではそのように表記しております。