up!ファミリーに4ドアモデルが加えられるであろうことは、コンセプトモデルの段階から示唆されていたことですのでとくに驚くべきものでもありませんでした。プロダクションモデルがお披露目されたのは2012年春の"Salon International de l'Auto"(ジュネーブサロン)。2ドア版ではウエストラインが持ち上げられていましたが、4ドア版では後部ドアおよびウインドウ形状に配慮して平坦にならされています。形状的には明らかに2ドア版とは異なるのですが、商品構成上はあくまでオプション扱い。したがってトリムレベル、駆動系、ボディカラーおよびその他の選択可能オプションなどに関しては2ドア版とまったく同一となります。なお、後部ドアとサイドウインドウの形状を比較すれば自明なのですが、後部サイドウインドウはふつうのクルマのようにロールダウンできません。後端に設置されたヒンジによりベンチレーションのみ可能となっています。

1:87スケール・ミニカーは、同一車種のバリエーションですので2ドア版に引き続いてHerpaの担当です。モデルとなった実車は2ドア版と同様"high up!"で、アロイ･ホイールもオプションの16インチ"classic"で変わらず。VW別注品ではボディカラーのお取り揃えのみを2ドア版とは変えています。