初代および2代目のJettaは2枚ドアか4枚ドアを選ぶことが可能でしたが、3代目となるVento以降は4枚ドアのみのラインアップとなりました。たいへん面白いことに、Ventoは6年間のモデルライフ中、フロントグリル回りだけで2回の変更を受けており、計3種類の「顔」を持っています。デビュー時の先代Jettaにも通じるルーバーだけのシンプルなものから、1993年モデルではオーバル形状の1本ルーバーでボディ同色(Corrado VR6と共通の意匠)、1996年モデルからはいわゆる「ハッピーフェイス」対応のものに。

ミニカーではHerpa製、Wiking製ともに最初期のグリルを装着。つまり、これらはすべて1992年モデルということになります。もっとも、VW別注品として実車と同時に世に出ている以上、初年度モデルの仕様となるに決まってはいるのですが。