Transporterシリーズにはホイールベースの長さ、ルーフの高さ、乗用か商用か、あるいはメーカーオプションにどれを選択するかによってたいへんさまざまなバリエーションが存在するのですが、これを1:87スケール・ミニカー化する場合、当然このあたりの細かな違いをいちいち再現してきます。これはT1、T2あたりから各ミニカーメーカーがやっていることで、些細な違いを説明しようとするとどうしてもページを分けざるを得なくなってきます。一括でまとめようとすると、逆にひとつづつ「これはこうで、あちらはああで」と説明しなければならなくなりかえって煩雑になってしまいますから。

こちらは乗用のベースモデル"Kombi"に該当するもので、Herpa製のT6.1としては7つ目のバリエーションになります。いままでなかったことのほうが意外ですが、乗用タイプはすべて最上級の"Multivan"か、もしくは"California Ocean"でしたからね。
　こちらは、ドイツの大手建設会社"LEONHARD WEISS"が現在所有すると思われるT6.1をモデルにしたもの。"LEONHARD WEISS"の所有車はHerpa製においてはかなり頻繁にミニカー化されています。いちおう特注品で「Baden-Württemberg州の小売業者向け」といわれています。発注元はよくわかりません(ひょっとしたらHerpa自身かも知れません)。