こちらが、真正のRS 3の項でも話題にしている、Audi別注品バージョンのRS 3のミニカーです。後になってHerpa標準品として登場した、真正RS 3や、通常のA3 Sportbackと比較していただければよくわかるかと思うのですが、こちらの「RS 3もどき」はホイールを換装したり、ドアミラーを銀色に塗ってみたり、フロントグリルをハニカムメッシュにしてご丁寧に"RS 3"エンブレムを再現したりしているわりには、肝心のボディ形状に一切手が加えられておらず、RS 3の肝ともいうべき大型のバンパーガードが単純な塗りで誤魔化されています。そもそも、Herpaのこの強弁具合をAudiが許したうえ、"Pressekit"としてメディア関係者に配れたものだとむしろそちらのほうが謎なのですが、経緯はともかくこれの存在がのちのHerpa標準品に繋がったことを考えるとまんざらでもない感じ。