5代目のA6 Avant(初代の100 Avantから数えると通算で7代目)をベースとしたRS 6 Avantは、2019年8月21日に発表されました。若干ややこしいですが、RS 6 Avantとしては4代目にあたります。外観は先代までのおとなしめなベースモデルとのちがいがわかりにくいものから豹変、高パフォーマンスモデルとしての主張の強い外観を有するものとなっています。パワートレインは3,996ccのV型8気筒DOHC、ツインターボ装着のTFSIに8速ATが組み合わされ、駆動方式はもちろんquattro。最高出力は441kW/600PS、最大トルクは800Nm、0-100km/h加速は3.6秒で、最高速度は305km/hなどという、おおよそイメージできないようなスペックを誇ります。

そのスペックに正比例した価格を持つこのクルマを1:87スケールでミニカー化したのは中国の新興メーカー、Micro City。かの国のいけいけな現状を反映したかのような車種選択です。Herpa製のオリジナルA6 Avantほどのシャープさはさすがにありませんが、ノーマルとは明白に異なる部分はきっちり再現しています。ホイールには2種3色が用意されており、おそらくはボディカラーと括り付け。黒は実車でも近年の流行で用意されているものの、さすがに金色というのは発見できませんでした。こちらもかの国のみなさんが好みを反映したものなのでしょうか。