第7世代Golfのエクステリア・デザインは、Walter Maria de Silvaの提唱する"Design DNA"を正常進化させたもの。6代目Golfでは実現できなかった要素をここぞとばかりに盛り込んできています。ウェストのキャラクターラインを全周へと拡大し、フロントグリル下側のルーバーやヘッドライトハウジング内の仕切りにまで反復させたり、フューエルリッドの蓋を平行四辺形に切ってCピラーの「く」の字を強調するなどの新機軸が確認できます。インテリアではドライバーズシート側に大きく傾けられたセンターパネルが非常に特徴的。装備されるカーインフォテイメント・システムもまったく新しいものが用意されています。

Rietzeがミニカー化したのは、フロントアンダーグリル外周にクロム縁取りが存在することからHighline。"Panorama-Ausstell-/Schiebedach"(電動パノラマスライディングルーフ)をオプション装着しています。仕上がりはやはりWiking製の5代目、6代目Golfと比較するとひとつふたつ劣る感じ。エッジの効いたキャラクターラインを折角再現していながら、塗装がいまひとつのためだれだれになってしまっています。巨きなホイールに薄いタイヤ、極端なベタ車高というのもVW車にしてみると致命的に格好悪いもので、あたかも自転車にダンボールのボディを被せたかのような残念な見た目に。

実車の初公開時に登場したかなり強烈なセットは、こちら。