モジュラー・コンセプト"MQB"を採用した第7世代Golfシリーズの第2弾は、ごく順当にVariantでした。2013年3月の"Salon International de l'Auto"(ジュネーブサロン)にて初公開。商品としてはGolfのワゴンバージョンという位置づけを守って独自のセッティングなどはとくに行なわず、エンジンラインアップやトリムレベル構成などもハッチバック版のGolfに準じたものとなっています。6代目Golf Variantはメキシコでの生産でしたが、7代目の生産が現在確認されているのはWolfsburgとZwickauの2箇所。

1:87ミニカーの存在はかなり早いタイミングから知られていたのですが、入手が可能となったのは2013年の後半に入ってから。実車のデリバリーに合わせたのでしょうか。ハッチバック版と同様昨今VWに贔屓されているとしか思えないRietze製。Rietzeは大型車両のミニカーに関しては著しく品質を上げましたが、乗用車は相変わらずあまり得意ではないようで、このGolf Variantも似ているのは先代と比すると低く構えた車高部分についてだけで、シャープなはずのボディパネルは塗装の厚みのせいもあるのかだれだれな感じ。別部品のルーフレールもボディ側の曲面と合っておらず後端側が浮いています。

Linestonegrey(M)-2はVolkswagen Sachsen GmbHが従業員向けに作ったとされるセットの中の1台。おなじボディカラーを模していると思われるのですが、通常のVW別注品とは色調がやや異なり(メタリックの粒子の細かさも異なる)、スライディングルーフ部分のクリアパーツはスモーク処理がされていません。ついでにこちらは内装が"Shetland"となっています(詳しくは、こちら)。