Volkswagen車両といえばせいぜいPolo、Golf、Passatくらい、よくてTransporter系までしか知らないわれわれ一般ユーザーには馴染みがあまりありませんが、初代のLTは商用車としてはたいへんな成功作であったようで、"Paris-Dakar"ラリーへの参戦や、トラックメーカーMANとの合作であるMAN G90、2代目LTの登場によりドイツ本国での生産が終了したあとも南米地域などでは"L80"として生産が続けられていることなど、その裏付けにはこと欠きません。

さて、Herpa製のFahrgestellは荷台部分がコンテナになっていますが、これは実車的には標準装備ではなく、サードパーティによって架装が実施されるもの。あくまでミニカーとしての都合上はじめからコンテナを載せている格好になっているものと思われます。Kastenの項でも記したとおり、初期のHerpaではボディサイドのプリント違いをバリエーションと看做しておらず、すべてに同一の製品番号を与えているため、いったいどれだけの種類が存在したのかがまったくわからない状況です。唯一。ユニークな製品番号が振られている"flower express"はCONCORというアメリカのストラクチャーメーカーへのOEM製品。オリジナルであるPastellblauの"Blumen Express"を英訳し、プリントを単色にして1台仕立てていることがおわかりになりますでしょうか。

HimmelblauはIMAGINEさんに譲っていただいたもの、Azurblau-1は300SLerさんに教えていた だいた英国のお店から購入したものです。